おふとんの中でYouTubeを見すぎる夜に再生速度を変えてみた
寝る前に少しだけYouTubeを見るつもりが、気づくと日付が変わっている。布団の中は体があたたかく、スマホも手の届く場所にあるので、動画を見る環境としては快適すぎる。おすすめ動画が次々に出てくることもあり、「あと一本」がおしまいにならない。
そこで最近、YouTubeの再生速度を少しだけ速くしてみた。動画を早送りで雑に消化したいわけではなく、同じ内容を見る時間を短くして、眠気が来るまでの視聴本数を減らす作戦だ。実際に使ってみると、夜更かし対策として意外に扱いやすかった。
夜ふかしは動画の内容より区切りで起きる
夜に動画を見続けてしまう原因は、動画そのものが面白いからだけではない。一本見終わった直後に関連動画が表示され、次に見るものがすぐ決まる。自分で「ここで終わり」と判断する前に、再生が続く仕組みになっている。
特に解説動画やゲーム実況は、一本が二十分から一時間ほどある。途中でやめると少し気になるため、最後まで見てから寝ようとする。しかし見終わるころには次の動画が始まり、そこでまた興味を引かれる。この流れが、布団の中での長時間視聴につながっていた。
動画を減らそうとして通知を切ったり、アプリを閉じたりする方法もある。ただ、寝る前の小さな楽しみまでなくすと反動が出やすい。まずは視聴時間を圧縮するほうが、自分には続けやすそうだった。
再生速度を少し上げるだけで時間が変わる
YouTubeでは動画の設定から再生速度を変更できる。標準の1倍速から1.25倍速にするだけでも、二十分の動画は約十六分になる。1.5倍速なら約十三分なので、複数の動画を見る夜ほど差が大きい。
最初から2倍速にすると、話し方によっては聞き取りにくく、内容を楽しめないことがある。そこで寝る前は1.25倍速、少しテンポの遅い動画だけ1.5倍速という使い分けにした。話の流れを追いながら、視聴時間だけを少し削れる。
この方法は「見る本数を増やすための高速再生」ではなく、「同じ一本を早く見終えるための設定」と考えるのが大切だ。短くなった時間で別の動画を開くと、対策がそのまま夜更かしの加速装置になってしまう。
すべての動画を速くしなくてもいい
再生速度を上げるのに向いているのは、情報量が多く、間が長い動画だ。ニュースのまとめ、ガジェットの説明、ソフトの使い方などは、少し速くしても内容を理解しやすい。話者の声がはっきりしている動画なら、1.25倍速でも違和感が少ない。
反対に、音楽や映画の場面、ゲームのストーリー、落ち着いた雑談は標準速度のほうが楽しめる。眠る前に気持ちを落ち着けたいのに、すべてを急いで再生すると頭が冴えてしまうこともある。速度変更は万能な時短ではなく、動画の種類に合わせる機能だ。
ゲーム関連の動画を見始めると止まらない夜は、見るテーマを先に絞るのも効果がある。自分のブログにあるゲームの記事を整理するときのように、気になる作品や話題を一つに決めておくと、関連動画を延々と渡り歩きにくい。
布団に入る前に設定を決めておく
眠くなってから視聴ルールを作ろうとしても、判断力はかなり弱っている。「この動画だけ」と思いながら、再生速度を変えたり関連動画を探したりしているうちに、時間だけが過ぎていく。布団に入る前に速度と終了時刻を決めておくほうが迷わない。
自分の場合は、見る動画を選んでから布団に入り、再生速度を1.25倍速にする。長い動画を選んだ日は、途中で眠くなったら最後まで見ずに閉じる。完視聴を義務にしないだけで、動画に引っ張られる感覚がかなり弱くなった。
寝る前に決めておくこと
- 再生速度は1.25倍速を基本にする
- 見る動画は布団に入る前に選ぶ
- 自動再生をオフにしておく
- 終了時刻をスマホのアラームで知らせる
設定を増やしすぎると面倒になり、数日でやめてしまう。最初は再生速度の変更と自動再生の停止だけでも十分だった。スマホを置く位置を少し遠くするのも、次の動画を開くまでの手間を増やす方法として効いている。
速度を変える目安
- 解説やレビューは1.25倍速
- 間の長い雑談は1.5倍速
- 音楽や物語は1倍速
- 眠気が強い日は速度を無理に上げない
速く再生すると眠気が消える場合
再生速度を上げると、時間は短くなる一方で、情報が次々に入ってくる。動画を見終わっても頭が活動モードのままだと、スマホを閉じたあとに眠れないことがある。視聴時間を削ることと、睡眠に入りやすくすることは別に考えたほうがいい。
寝る直前は、刺激の強いゲーム実況や大きな音の動画を避けるようにした。画面の明るさを落とし、音量も少し控えめにする。動画の速度を上げるなら、内容は淡々としたものを選ぶと、短時間で切り上げやすい。
動画が終わったら、すぐ別のアプリを開かないことも重要だ。SNSのタイムラインや通販サイトを見始めると、YouTubeをやめても結局眠る時間が遅くなる。再生終了をスマホを見る時間の終了にするくらいがちょうどよかった。
見逃したくない気持ちを小さくする
夜更かしの背景には、「今見ないと話題についていけない」「次におすすめされないかもしれない」という焦りもある。しかし多くの動画は、翌日に見ても大きく困らない。気になる動画は後で見るリストに保存し、寝る前はそこから一本だけ選ぶようにすると、選択肢が減る。
保存した動画が増えすぎると、今度はリストの整理だけで時間がかかる。数日たっても見たいと思わない動画は削除し、どうしても見たいものだけ残す。見たい動画をため込むより、翌日に回せる仕組みを作るほうが気持ちは軽い。
「最後まで見ないと損」という感覚も手放した。途中まで見た動画は、必要なら再開できる。眠気が来た時点で終了できれば、その日の目的は達成できている。
続けやすい夜の視聴ルールにする
再生速度を変えた効果は、毎晩きっちり守ったときだけ出るものではない。1.25倍速にしても深夜まで見てしまう日があれば、標準速度で一本だけ見て早く寝る日もある。大事なのは、動画を楽しむことと睡眠時間を削ることを同じにしないことだ。
自分に合っていたのは、動画を完全に禁止せず、視聴時間を短くする方向へ調整する方法だった。少し速く見る、次の動画を自動で始めない、眠くなったら途中で閉じる。この三つを意識するだけでも、布団の中で延々と再生する流れは弱まった。
今夜から試すなら、まずは1.25倍速にして、見る動画を一本だけ決めておく。再生が終わったらスマホを伏せ、画面を見ない時間へ切り替える。無理なく続く設定を自分の夜に合わせて作り、YouTubeの楽しさを残したまま、眠る時間を少し取り戻していこう。