コントローラー壊れたとき修理より買い替えたほうが安くなる話
去年くらいからPlayStation 5のDualSense、左スティックが勝手に動くようになってしまった。キャラクターが勝手に歩き出すし、メニューの選択がスキップされるしでゲームにならない日が続いた。最初は接触不良かなと思って接点復活剤を吹きかけたけど、ぜんぜん改善せず。結局スティックドリフトという定番の故障だと判明して、修理するか買い替えるかで散々迷った挙句、買い替えを選んだ。同じ症状で困っている人の参考になればと経緯を書き残しておく。
思い返せばコントローラーなんて消耗品だと分かっていたはずなのに、愛着があると修理したくなるのが人情だ。DualSenseはデザインが好きで、3年くらいほぼ毎日使っていた相棒だったから、すぐに手放す気にはなれなかった。ただ故障の経緯を調べていると、スティックのドリフトは構造上どうしても起きてしまう劣化のひとつで、修理したところで再発リスクがつきまとうらしい。
最初の故障はほんの些細な違和感から
ある日、いつものようにRPGを遊んでいると、キャラクターが壁のほうへ勝手に歩き出した。最初は押しっぱなしにしたかなと思ってスティックを離したんだけど、なんか挙動がおかしい。そのまま放置していると、メニュー画面でもカーソルが下に勝手にスクロールする始末。完全にスティックが倒れたまま動かない、ドリフト現象そのもので、放置しているのに物理的に反応し続けている状態に陥った。
最初はケーブルを差し直したり、PS5を再起動したり、できる限りのことを試した。ゲーム内の感度設定を下げてもダメ。ネットで調べると、DualSenseのスティックドリフトは初期型で多く報告されているらしく、特に個人の使い方よりも製造上の問題が大きそうだった。初めて修理に出そうかと思ってサポートページに飛んだのが、このコントローラー人生(?)の分岐点だった。
修理という選択肢は思ったより現実的じゃなかった
修理の相談をする前に、自分で分解して直せないものかと考えた。やり方を解説している動画は山ほどあるし、交換用のスティックパーツもAmazonで買える。ただ工具を買い揃えたり、細かい半田ごての作業をしたり、そもそも内部の構造を熟知しているわけではない素人が触ると、ケーブルを断線させて完全に文鎮化させるリスクがある。修理成功率は素人作業でせいぜい五割程度だろうという雰囲気が、どのサイトを読んでも漂っていた。
そこで公式修理を依頼した場合の費用感を調べてみると、意外と安い気もした瞬間があった。ただ往復の送料や査定期間を含めると、日数がかかるし、コロナ以降こういう精密機器の修理受付自体が以前より遅くなっている。修理に出している間、遊べるコントローラーがないのは痛い。結局、修理というルートは時間もお金も中途半端にかかる印象で、選択肢から外れかけていた。
それでもいったん純正品の値段を見直す
じゃあ買い替えるにしても、純正品じゃなきゃ嫌だというこだわりは一応あった。DualSenseの新型は普通に買うと1万円を超える。これに送料を加算すると、故障前より状態のいいものを手に入れるだけで軽く1万円超は飛ぶ計算になる。長年使ってきた相棒を「壊れたから1万円ちょいで買い直し」とあっさり考えるほど、ゲームにかけるお金に余裕があるわけでもない。
新型DualSenseは発売から時間が経って価格もこなれてきたとはいえ、依然としてカジュアルな周辺機器という価格感は超えている。PS Storeで買うとポイント還元があるけど、結局本体の支出が1万円単位になるのは心理的に重かった。修理に出す選択肢を完全に諦めて、次に目を向けたのが中古市場と互換品というやつだった。
中古や互換品という現実的な落としどころ
最初にチェックしたのがメルカリやPayPayフリマといった中古品市場。状態の程度によるけど、DualSenseなら3000円から5000円程度で見つかる。ただ当たりハズレが大きく、届いてみたら別の箇所がヘタっていたという話をよく聞く。あと出品者の対応が悪ければトラブルにもなるし、個人取引にあまり慣れていない身としては不安が残る。
次に目を付けたのがAmazonで出回っている互換品のコントローラー。PS5公式ライセンスを取得したものや、サードパーティ製のものがいろいろあって、2000円台から6000円程度のレンジでずらりと並んでいた。互換品で遊ぶのに抵抗がある人もいるだろうけど、最近は品質もかなり上がっていて、振動やジャイロ、モーションセンサーまでしっかり対応しているモデルも珍しくない。試しに手頃なサードパーティ製のやつをぽちって試してみることにした。
修理より買い替えを選んだ最終的な理由
最終的に行き着いた結論は、修理に出す時間と手間を考えると、新しいコントローラーを買ったほうが確実で、結果的にコストも下がるケースが多いということだった。自分で直すなら工具代と再故障のリスク、公式修理なら日数と送料、純正新品なら1万円超の出費。どのルートもそれぞれ違った面倒くささがある。
私の場合、互換品を3000円台で買って、翌日届いて即日ゲームに戻れたという体験があったので、もう修理は選択肢に入らなくなった。故障から復帰するまでの速さと、支払う金額の低さ、あと万が一また壊れてもダメージが少ないという精神面のゆとり。全部ひっくるめて、買い替えのほうが明らかに合理的だった。コントローラー関連で過去にも色々書いてきた経験からいっても、消耗品の修理は基本的にコスパが悪いという持論がさらに強くなった。
もしスティックの挙動がおかしいなと感じているなら、修理を試す前にこの間のメモなんかも参考になるかもしれないし、消耗品だと割り切って新品や互換品を買うほうが、結果的に満足度が高いように思う。ゲーム機本体は大事に使いつつ、コントローラー周りは気楽に交換していくのが、今の時代にフィットしているんじゃないかな。