※「ヨコオタロウ氏」「ロッカー」の由来は後述しています。

『これは、月に見放された仲間たちの物語』
ゲーム、スクウェア・エニックスのアクションRPG「NieR:Automata」と世界観を共有する
「舞台 ヨルハ Ver1.3a」
2019年7月4日東京・サンシャイン劇場を皮切りにスタートした、この「舞台 ヨルハ Ver1.3a」が、なんと本日2019年7月6日に
「ニコニコ生放送で有料で生放送される」
とのことなので、現地に足を運べない「NieR:Automata」好きとしては「見ないという選択肢が無い!」
過去にも「舞台ヨルハ」に関しては
「少年ヨルハ」と「音楽劇ヨルハVer1.2」
の両公演共にニコニコ生放送で有料放送されていて、両方ともニコ生で見ました。
なのに「舞台 ヨルハ Ver1.3a」は見ない、とか無いよね。うん、無い。
目次
「舞台 ヨルハ Ver1.3a」を見た感想:とりあえずヨコオ氏はロッカーに入ろう?
「舞台 ヨルハ Ver1.3a」は公演としては4度目となる再公演(スピンオフである少年ヨルハを入れると5公演目)になるのですが
再公演を繰り返す度に脚本を書いているヨコオタロウ氏により「改変」が行われています。
また、出演キャスト陣に関しても挑戦が行われていて
今回の「舞台 ヨルハ Ver1.3a」に関しては出演キャスト陣が「全員男性」です。
そして内容に関しては、以前行われた「少年ヨルハ」と「音楽劇ヨルハver1.2」の良いとこ取りに「+α」を加えた内容となっていました。
詳しい内容に関しては、語りたいんですけどね?ね!
個人ブログで「どこまでネタバレしていいか全くわからないので」ふわっとした感想しか書けませんがw
まあ、まず言いたいことは「NieR:Automata」が大好きなら泣くよね。
老若男女問わず泣くよね。
なんてことしてくれるんだって、ヨコオタロウ氏をロッカーに入れて小一時間問い詰めたいよね。
また前述しましたが「少年ヨルハ」と「音楽劇ヨルハver1.2」の良いとこどりで、ボリュームもあり、
かつ前公演の脚本に「改変」が加えられていたので、見ごたえがある舞台に仕上がっています。
特に残存部隊として残された「レジスタンス」の設定が「家族としての繋がり」という設定を盛り込んだ改変をされていて、そのことが舞台の物語の設定をより深いものにしています。
というか深いというか・・・なんていうか・・・
「えぇ・・・」
ってなること間違いなしの設定です。この設定のせいで今までのレジスタンスのイメージが凄く変わります。
なので、前舞台を見た人でも驚きと感動ともう何だかわからない感情とがごっちゃになると思います。
なんて設定を盛ってくるんだヨコオタロウ氏!とりあえずロッカーに入ろう?(2回目)
内容に関して話したい!けれどもニコ生で講演の様子を生中継するのと、カメラを入れて収録しているとのことで「絶対これブルーレイ化するやつだ!」と思い、話しません!
「NieR:Automata」が好きで、そのゲームの話の前日談に興味がある方には是非ブルーレイで見てもらいたい舞台になっています。
ヨコオタロウ氏、ブルーレイ化早くして!もしくはロッカーに入って!(3回目)
まあ多分ですが、ブルーレイ化に関してはニコニコ生放送で特番が組まれると思うので、その時まで我慢ですかね・・・
ちなみに「少年ヨルハ」と「音楽劇ヨルハver1.2」関してはブルーレイ化されていているのですが
現在新品が完売しており、転売されているものからしか入手できない状況になっています。
ヨコオタロウ氏ははやくブルーレイを再販するかロッカーに入るかどっちか選んで?(4回目)
・・・まあブルーレイの件に関してはヨコオタロウ氏の力ではどうにもならないのでしょうがw
ほら!鶴の一声ってあるじゃないですか!期待してるよ?
壁|ω・`)
さて、ネタバレはできませんが「舞台 ヨルハ Ver1.3a」で「気になること」がありました。
それは今回の公演から新たに登場した「アコール」という人物です。
「舞台 ヨルハ Ver1.3a」で初登場した人物、アコールとは?
初登場はDOD(ドラッグオンドラグーン)3です。
丸眼鏡を掛けた黒髪ツインテールの女性。
白地の巨大なトランクケースを持ち歩いている。本作の語り手。
その正体は「旧世界」と呼ばれるところから派遣された記録者で、機械の体を持つアンドロイド。
数多に分岐した「多元世界」と、それらの分岐を引き起こす「特異点」となる存在の観測をしている。
観測する側のため本来ならゼロたちの行動には干渉できない(するべきではない)が、あまりにもバッドエンドを多く見すぎたため、自らの業務違反にならない程度にあれこれと口出しをするようになる。
その言動は普段は人を小馬鹿にしたような物であり、突然現れてもゼロとの掛け合いがコミカルなものになることもしばしば。
本編中では海の国にある武器屋を営んでいるが、通信販売という形を取っているため店先に立っていることは無い。
~wikipediaより引用~
アコールは複数体確認されていて、アコール達はそれぞれの世界を分担して調査していると考えられています。
また、DOD3のラストでアコールがカメラに向かって「本当に、本当にありがとうございました」と言いカメラの電源を切るというシーンがあるのですが
このことでアコールは「こちら側の世界(現実世界)」を認識し、また「観測と記録も行っている」のではないか?という推測も行われているキャラクターです。
さて、ヨコオタロウ氏が手掛けたゲーム「DOD(ドラッグオンドラグーン)3」のキャラクターがなぜ「NieR:Automata」の舞台に登場しているのか?
実はこのアコール、「NieR:Automata」に姿は登場していませんが、名前だけ登場しています。

「DOD(ドラッグオンドラグーン)3」の世界に引き続き、「NieR:Automata」の世界でも同じことをしているようです。
また関連作『ニーア オートマタ』の武器屋でも彼女の名前を確認することができるが、同作の設定資料集によれば、『ニーア オートマタ』の世界にもアコールは存在しているとのこと。
~wikipediaより引用~
この設定が舞台に初登場した、ということになりますね。
また舞台の前節でアコールがでてきて、舞台を見る上での注意事項を話すのですが
その際にこんなセリフがあります。(2019年7月6日昼公演時)
これから始まるヨルハ舞台の物語は、4回目の再生になります。これまでの公演を合計すると、えーと、34回演じられたことになるんですね。すごい数ですよね。でも僕はいままでの公演を全部見ているんですよ。だから今日が35回の目撃になるわけです。
舞台でのこのセリフが、DOD3のラストでアコールがカメラに向かって「本当に、本当にありがとうございました」と言いカメラの電源を切るというシーンとリンクしますね。
前述した『アコールは「こちら側の世界(現実世界)」を認識し、また「観測と記録も行っている」のではないか?』という推測がより確定へと近づくことになりました。
ちなみに、舞台の途中でも「それらしき発言」をするのですが
というか後半がっつりアコールの説明が入ってがっつり世界に関わるのですが
もうアコールをどういう存在にしたいのか、ロッカーに入っているヨコオタロウ氏に聞いてみたいです。(すでに入っている前提)
さて、「DOD3」でも「NieR:Automata」でも「女性」として存在するアコール。
今回の舞台「舞台 ヨルハ Ver1.3a」は登場キャラクターが全員男性の「ifの世界線での話」ということで男性になっていますが
かっこいいですねアコール!
もし次の舞台があるとしたらどういうことになるのか楽しみです。
舞台ヨルハとは?
「NieR:Automata」本作中で語られた「真珠湾降下作戦」にスポットを当てた舞台です。
ゲーム本編の前日談ですね。
遠い未来、機械生命体によって地球を侵略された人類は、月へと逃れていた。
衛生軌道上に存在する人類の防衛拠点では、アンドロイドたちが人類に代わって侵略者たちと戦っている。
第十四次降下作戦において予想外の攻撃を受けた実験部隊『ヨルハ』はたったの四機を残して全滅・・・・。
しかし、地上に残って抵抗運動を続けていたレジスタンスと合流したヨルハたちは司令部の過酷な運命に応え、
機械生命体へと決死の戦いを挑むのだった。
今回の「舞台 ヨルハ Ver1.3a」を含めてすべての公演の基盤がこの設定をもとに構築されています。
この舞台ヨルハが公演されたのは過去4回、
うち女性キャストのみで演じられたのは3回
- 「ヨルハ」
(2014年10月1日から10月5日にかけて) - 「ヨルハver1.1」
(2015年5月25日から5月31日にかけて、初演キャストを集めた「アルファ部隊」と、新キャストを集めた「デルタ部隊」という、ふたつのチームによるダブルキャスト) - 「音楽劇ヨルハver1.2」
(2018年2月9日から13日にかけて)
と、男性のみで演じられた1回
- 少年ヨルハ
(2018年1月31日から2月4日にかけて)
そのうち、私が見たのは「少年ヨルハ」と「音楽劇ヨルハver1.2」です。

この2公演はともにニコニコ生放送で見ました、正直舞台を生で見れる関東勢がうらやましい・・・
この2公演は特徴的な舞台となっており
- 「音楽劇ヨルハver1.2」
命ヲ、殺セ。
舞台「ヨルハ」の再々公演版。「音楽劇」と銘打たれているとおり、演出に生演奏が追加されているのが特徴。シナリオ内容は「ヨルハ」をベースにしていますが、新キャラクターの追加などの再構成が行われています。 - 「少年ヨルハ」
魂ヲ、撃テ。
本作のスピンオフ作品。完全新作のオリジナルストーリーとなっていて、「NieR:Automata」に登場したキャラクター・「9S」のプロトタイプにあたる男性型ヨルハ機体「九号」の物語が描かれています。
共に素晴らしい舞台でした。
カメラが入り、ニコニコ生放送で見れたのと同時に録画もしていてブルーレイ化したのですが
現在は公式で再販されておらず、新品が2倍の値段になっているんですよね・・・
舞台ヨルハは「A2の物語」として描かれているのですが
「少年ヨルハ」に関しては「9Sの物語」。
この少年ヨルハに関してだけはなんと書籍化しています。
というかなんで「舞台ヨルハ」は書籍化してないの?ヨコオタロウ氏はそんなにロッカーに入りたいの?
最後に
今回の舞台ヨルハは「Ver1.3a」と銘打っています。
まず思うのが「aって何?」だと思うのです。
つまり・・・そういうことですよね?
「b」とか、別の舞台があるって期待しちゃっていんですよね?
ますます広がりを見せる「NieR:Automata」の世界。
今後の展開にまだまだ注目ですね!
それではみなさん
人類に栄光あれ!
余談:横尾ロッカーって何w
ヨコオタロウ氏が手掛けたゲーム
抗え!最期まで!がキャッチコピーのDOD(ドラッグオンドラグーン)。
このキャッチコピーの通り最期まで抗った結果がコレだよ!な、エンディング
「新宿エンド」
というものがありまして、
出現条件として「A〜Dの全てのエンディングを見る」「全ての武器を集める」が設定されており、事実上コンプリートクリアが新宿エンドへの突入条件なのですが
「何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!」
という台詞とともによくわからない唐突な超最難音ゲーが始まり、
クリアしたと思ったら、自衛隊によって撃墜されるという
ヨコオワールド全開のエンディングにプレイヤーが
「どうしてこうなった」
のかわりに
「横尾ロッカー」
というAA(アスキーアート)を使うのが例の匿名掲示板で流行りだしたのが
ヨコオタロウ氏とロッカーの関係の始まりです。
何かある度に「ロッカーに入ろうか?」は、こうして始まったのです。
本当に、本当にありがとうございました。