
さて、「一度ハマると抜け出せない」のが子供です。
楽しいことには夢中になっちゃうよね、うん、わかる。
なのでお子様がいらっしゃる家庭では遊ぶ時間を約束して決める、といった時間を制限するのにも苦労するのではないでしょうか?
最終的には物理手段「隠す」といったアナログ方法を取る場合も・・・
また、子どもには自主性を持ってできるだけ自由に遊ばせたいけれど、何をしているのかだけはしっかり把握したい!といった方も多いと思います。
そこで、
- 時間を制限できないか?
- どのくらいゲームで遊んでいるか?
- どんなゲームで遊んでいるか?
- 画像写真や動画のSNS投稿などしていないか?
- オンラインでのチャットなどでし、知らない人とコンタクトしていないか?
こういった悩みをアプリ一つで解決できるとしたら?
あるんです!そんなアプリ!
それはNintendo Switch用の任天堂公式アプリ「みまもりSwitch」です!
目次
アプリ「みまもりSwitch」とは?
12歳までの子どもがNintendo Switchのスプラトゥーン2やマリオカート8などのオンラインで遊べるソフトをプレイする場合、「子ども用アカウント」を作成する必要があります。
この子ども用アカウントではニンテンドーeショップの制限などが設定できますが
アプリ「みまもりSwitch」ではそのような制限にさらに付け加えて
- Nintendo Switchの起動時間やプレイしたゲーム・アプリを把握、保存できる
- Nintendo Switchの起動時間を制限する
- 強制的にNintendo Switchを終了させる
- ゲームの年齢制限(レーティング)を設定できる
- SNSやチャットなどのオンラインならではのコミュニケーションを制限できる
などの機能をスマートフォンのアプリを通して遠隔で操作できるようになります。
アプリ「みまもりSwitch」の導入方法
※ログインには「ニンテンドーアカウント」が必要です。
ニンテンドーアカウントを新規登録するには「メールアドレス」が必要なので用意しておきましょう。
ちなみに「みまもりSwitch」の設定途中でも新規登録できます。
あらかじめ作っておきたい!と言う方はコチラから作成できます。
まずはお使いの端末にアプリをダウンロードして起動します。
次にアプリ「みまもりSwitch」と自身のニンテンドーアカウントを連携させます。
※ニンテンドーアカウントが無い方はコチラから作成できます。

ニンテンドーアカウントと連携したら、次にアプリ「みまもりSwitch」とNintendo Switchを連携させます。
まずはNintendo Switch本体を起動してホーム画面へ、

ホーム画面の下部にあるメニューから設定を選択し、
設定一覧にある「みまもり設定」から「みまもり設定(保護者による使用制限)」を選択します。
「ダウンロードした方は、つぎへ」を選択すると

あとはNintendo Switchで、画面に従って操作していくとアプリ「みまもりSwitch」とNintendo Switchの連携は完了です。

連携が完了すると、ニンテンドーアカウントに登録していたメールアドレスにアプリ「みまもりSwitch」の連携完了の通知が自動で送られてきます。
このメールには「みまもり設定の暗証番号」が記載されています。
ちなみにこの暗証番号はアプリ内の「設定」内にある「暗証番号」でも確認できます。

次にアプリ「みまもりSwitch」で各設定を行っていきます。
今回の設定は後程アプリ内で詳しく設定できるため、ここで深く悩まずにスキップしてもらっても大丈夫です!

完了を押すとアプリ「みまもりSwitch」の通常画面に移行します。
ここでもう一度設定できるので、色々と設定を試してみましょう。
- 画像左「あそんだ時間」:Nintendo Switchあそんだ記録がレポートとして保管されます。
- 画面中央「月のまとめ」:月ごとに遊んだ記録のレポートをまとめてみることができます。
- 画面右「設定」:「一日にあそぶ時間」「制限レベル」「暗証番号の確認・変更」をそれぞれ設定できます。

以上でアプリ「みまもりSwitch」の導入は完了です、お疲れさまでした!
アプリ「みまもりSwitch」の各設定方法や使い方の解説!
次にアプリ「みまもりSwitch」の各設定方法や使い方を解説していきます。
Nintendo Switchの起動時間やプレイしたゲーム・アプリを把握、保存できる
Nintendo Switchでどんなゲームをどのくらい遊んだのか?といった日々のプレイ状況をレポートとして保存してくれる機能があります。
具体的には
- 一日単位で「遊んだ時間」と「遊んだゲーム」、「ダウンロードしたゲーム」を
- 「月のまとめ」で1ヶ月単位で「遊んだゲームのプレイ時間の一覧」と「遊んだゲームのランキング」を
アプリ内にレポートとして保存してくれるので、遠隔でいつでも確認できます。
例えば
「友達の家に行ってソフトを借りて遊んでいた」
などと言った、買い与えていない知らないゲームをプレイしていたとしても、アプリでそのゲームの画像をタップすれば公式サイトの詳細まで移動してゲーム内容を確認できます。
Nintendo Switchの起動時間を制限する、強制終了させる
さて、こう記載すると堅苦しく見えてしまいますが
設定としては、時間が来るとアラームを鳴らして「時間だよ!」と教えてくれるレベルです。
こういったゆるいアナウンスでも、意外と子供も納得して切りの良いところでゲームを終了してくれます。
子供の自主性を促すにはちょうどいい塩梅だと思います。

時間設定はホーム画面の「設定」から「一日にあそぶ時間」を選択、
プレイ時間は15分~6時間の間で設定が可能で、
画面をフリックすることで15分単位で時間設定ができます。
この設定は曜日ごとにも変えられるので、「土日祝日などには少し長めに」といった設定も可能です。
また、就寝時間を教えてくれる「おやすみアラーム」も同時に設定できます。
ちなみに「アラームを鳴らして自主的に止めるのを促す」といった設定のため、アラームを無視してゲームをプレイすることが可能です。
そこでスマホのアプリから遠隔操作で強制終了させる、といったことが可能ですが
強制的に終了させるのは最終手段として考えておいてください!


ゲームによっては時間通りに終わらないものもありますからね。
なので毎回毎回途中で強制終了はあまりにもw
なので強制終了が頻繁にならないように
アプリに保存されているプレイ時間リポートを一緒に見ながら、決まり事を再確認して、「子どもの自主性を促す」話し合いで解決できるように心がけましょう。
Nintendo Switchの制限レベルを設定する
子どもの年齢に合わせて設定できる、ネットにまつわるトラブルから事前に子どもを守るための設定です。
制限できるのは以下の4種類です。
- 制限するソフト・ゲームニュース(CERO)
- 画面写真や動画のSNS投稿
- ほかの人との自由なコミュニケーション
- VRモード(3D映像)
この各設定を
- 設定なし
- 中学・高校生
- 小学生
- 幼児
- カスタム設定
から選ぶことで、それぞれの年代に適した設定を自動で行ってくれます。カスタム設定では自分で各項目のON/OFFを設定できます。
ちなみに「みまもりSwitch」バージョン1.5以降では、制限レベルに関係なく遊べるソフトとして、「対象外のソフト」を設定できます。
「これなら大丈夫かな?」といった、安心して遊ばせることができるソフトを親が選んで選んで設定できるようになっています。
アプリ「みまもりSwitch」の起動に制限をかける(念のため)
「みまもりSwitch」はデフォルトで暗証番号や指紋認証をしなくてもアプリが開けるようになっており、「設定」の「暗証番号」をタップすることで現在の暗証番号が表示されてしまいます。
何かの拍子にスマホを起動しっぱなしにしておいたら、現状に不満を抱いている子どもさんが、こっそりスマホをいじって暗証番号を・・・、なんてことが!
なにはともあれスマホの管理を徹底していれば問題ないとは思いますが、念には念を、と言う人のために、アプリ「みまもりSwitch」を起動する際に、暗証番号の入力や指紋認証をしないとアプリを開けないように設定することも可能です。
暗証番号を確認する画面に「この画面をほかの人に見られないようにするには」という詳細が書かれていますが
アプリの起動をロックするには、アプリのホーム画面から「その他(右上の〇)」→「アプリの起動をロック」から設定します。
現在では使っている端末が指紋認証に対応している必要があるみたいです。(2019年10月18日現在)
指紋認証がない端末を使っている場合は、端末の起動時のロックを徹底するしかないようです。
Nintendo SwitchとYouTubeについて(YouTube視聴制限方法)
さて、Nintendo SwitchではYouTubeアプリを無料ダウンロードすることでYouTubeが視聴できるのをご存知でしょうか?
このYouTubeには以下の様な規約があり、
本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。
13歳未満には視聴しないように促してはいますが、実質はログインさえしなければ誰でも見れてしまうのが現状で、それはNintendo Switchでも同じです。
- YouTubeは視聴してもいいけど長時間視聴しないようにしたい
- YouTubeを視聴させるときはYouTube Kidsで
- そもそもYouTubeは視聴させない
といったYouTubeにまつわる悩みもNintendo Switchと「みまもりSwitch」なら解決できます。
視聴時間を制限したかったらアプリで時間制限を設定すればいいですし、
そもそもNintendo SwitchでYouTubeを見せたくないのであれば、「制限するソフト・ゲームニュース(CERO)」を制限すればYouTubeアプリがダウンロードされていてもアプリ自体がNintendo Switchで開けなくなります。
ともあれ、YouTubeを視聴する環境としては
スマホやタブレットを購入して視聴させるよりアプリ「みまもりSwitch」があるNintendo Switchがものすごくお勧めです!

みまもりSwitchを導入する上での注意点
アプリとして大変便利な「みまもりSwitch」ですが、一つだけ注意点があります。
それはアプリでの設定が「Nintendo Switch」一つに対して行うもので、Nintendo Switchに入っているアカウント毎には設定できない、
つまりNintendo Switchを2人以上で使用している場合、使用しているアカウントそれぞれに対して個別に設定ができないという点です。
どういうことかというと、例えばNintendo Switchを2人の子どもで分け合って遊んでいた場合、
時間設定をした際、その時間を「個別に設定することができずに、2人でその時間を分け合いながらNintendo Switchを遊ぶ」ことになります。
ゆえに、1人が時間を使いすぎるともう1人は全然遊べない・・・といった問題が発生してしまうのです!
これは・・・任天堂の
「家族一人一人にNintendo Switchがあればいいじゃない☆買おう?」
という戦略ですねわかります。
冗談はさておいて
この問題結構前から、アプリがリリースされた2017年から要望が出てるみたいなのですが、2019年10月18日現在、この要望全く通っていません。
技術的にできそうな気はするのですが何故実装されないんでしょうね・・・
なぜアカウント毎ではなくNintendo Switch本体ごとに設定するようになっているか、公式の回答を見つけました。
「みまもりSwitch」をダウンロードしたとき、はじめて時間設定をするページに「より詳しく設定するには」というリンクがあり、そのリンク先に表記されていました。

Nintendo Switchは、友だちや家族といっしょにあそべる家庭用ゲーム機です。いつもユーザーを選んで遊ぶとは限らないため、みまもり設定はユーザーごとにではなく、一台のNintendo Switch本体ごとに設定できるようになっています。
つまり誰が使うか分からないから「本体がどう運用されているかを確認するため」のアプリ?
「どういうこと(´・ω・`)?」
と最初は思っていたのですが、よくよく考えてみたら「テーブルモードを使って友達と遊ぶ」こともあるわけで。
そういう時に「誰と一緒に遊んだか?」というのが「本体に記録しないとわからない」っていうことですね!
でも、追加でアカウントごとの設定もできるようにしてくれてもいいんだよ任天堂さん壁|ω・`)
最後に:アプリ「みまもりSwitch」は親の心配を減らしてくれる素敵なアプリです。
アプリ一つで子どものゲームに対する行動が見守れるアプリ「みまもりSwitch」。
保護者からみるととても便利なアプリですよね!
制限時間の設定も「アラームを鳴らして自主的に辞めるのを促す」といった緩い設定もうれしいです。
アプリ「みまもりSwitch」には同時に3台までのNintendo Switchが登録できるので、
兄弟姉妹がいるご家庭で「ボク、私だけのNintendo Switchが欲しい!」とねだられたときもこのアプリを連動することを条件にすれば安心ですね!